
新鮮な魚介類や野菜を選び、アクアパッツァ、トマトソース煮、パスタ、リゾットなど好きなメニューに料理してくれる。
そんなイタリアンにブロ友のGraceさんと行った。
北参道にある「ボガマリ クッチーナ マリナラ」。店名が長くてなかなか覚えにくいが、ここの料理の味は忘れられない。

最初に前菜のカルパッチョを軽くいただく。イサキ、真鯛など魚の種類はシェフにはお任せ。スパークリングワインと共に。

ミル貝と水茄子のリコッタチーズ和え。水茄子は生で意外な美味しさ。

このあと、最初にショーケースから選んだ魚介類のメニューが登場。マテ貝のレモンバターソース。白アスパラガス添え。マテ貝は初めて食べるが、レモンバターソースとの相性は抜群。白アスパラも美味しかった。

白海老のパスタ。初めて見るパスタは円形で何か文字が書いてある。普通のパスタとは一味違う。聞けば
リグーリア州の郷土パスタ・コルツェッティとか。 専用の木型で紋章を押した、かつては貴族の晩餐会で振る舞われた高貴なパスタだそうだ。お腹を膨らますというよりは量も少なめでお酒のつまみにもなる。

最後はメバルと野菜のスープ煮。アクアパッツァとはまた違ってシンプルな塩味でさっぱりした味。
これだけでもうお腹いっぱい。デザートはとても入らなかった。
店は素朴な内装。ヨーロッパの庶民的な食堂という雰囲気。でも、オーナーやスタッフのホスピタリティは心地よく、一流のおもてなし。味も一流。
ランチもディナーもグランドメニューはなく、全てショーケースから好みの魚介類を選び、スタッフと相談してメニューを決める。ゆえにお値段もそれなりにすると聞いた。
私たちの場合、食材に詳しいGraceさんのチョイスで、心配したお値段のほうもアルコール込みでなんとか一人一万円ちょっとでおさまった。
本当はあまり人に教えたくないレストランだが、味のわかる大切な人と一緒に行くならここがいい。
「また来ようね」とGraceさんと約束した。